気候変動

<気候変動ラウンドテーブル> 気候変動への適応策と防災・SDGsの連携 ~COP24を受けて今後の対応を考える~

投稿日:2019年03月08日

Ⅰ.背景・目的

国連気候変動枠組条約第24回締約国会議(COP24)において、全ての国に共通に
適用されるパリ協定実施指針が採択された。COP24では緩和・透明性・資金等に
注目が集まったが、2018年は世界的に熱帯低気圧・洪水・熱波等の極端な気象や
それに伴う被害が発生し、適応策への関心も非常に高まった。日本には地震等の
災害への防災・減災に関するデータや知見があるが、今後は長期的な気候変動等
の影響への適応・レジリエントな社会構築についても更に対策を強化していく必
要がある。

パリ協定が採択された2015年、新たな国際防災指針である「仙台防災枠組2015-
2030」や「持続可能な開発目標(SDGs)」を中核とする「持続可能な開発のため
の2030アジェンダ」も採択された。昨年7月のUNFCCC適応委員会専門家会合では、
パリ協定下の適応・仙台防災枠組・SDGsの関係性・国ごとの実施方法・モニタリ
ング等に関する議論が行われた。これら関連する国際的枠組みが効果的に連携・
補完し合うことも重要と考えられる。

日本は今年のG20議長国として、強靱かつ環境に優しい国づくりのため、気候変
動対策や防災への貢献を掲げている。そのためには、これまで経験した災害から
得た教訓を生かし、国・自治体と様々なステークホルダー(事業者・金融機関、
市民・NGO/NPO・協同組合、アカデミア・研究機関等)が連携して対策を進める
ことが必要である。また、世界では、小島嶼国や後発開発途上国等のリソースや
キャパシティが不足する国々に対し、日本の経験を生かし、国際社会と連携した
資金・技術移転・能力構築等の支援実施も期待されている。

そこで、以下の目的のために、ラウンドテーブルを開催する。

・気候変動適応・仙台防災枠組・SDGsの効果的な連携を考える。
・気候変動適応策を推進するために、様々なステークホルダーや各地域の経験を
どのように共有・今後に活かせるか検討する。
・小島嶼国や後発開発途上国等に対し、日本の経験を踏まえ、いかなる支援が必
要か検討する。
Ⅱ.日時
2019年3月20日(水)15:00~18:00
Ⅲ.場所
衆議院第2議員会館「第3会議室」 https://goo.gl/maps/3JqT96Rd6gL2

※ 衆議院第2議員会館への入館には入館証が必要です。入館証は14時40分から会
館ロビーで配布いたします。

〒100-8962 東京都千代田区永田町2丁目1-2 衆議院第2議員会館

<交通アクセス>
「永田町駅」1番出口より徒歩約5分(地下鉄有楽町線・半蔵門線・南北線)
「国会議事堂前駅」1番出口より徒歩約5分(地下鉄丸ノ内線・千代田線)

 

Ⅳ.対象
気候変動適応・防災等に関心を寄せる国会議員・省庁担当者・メディア・企業・
研究者・NGO・市民等
Ⅴ.主催
主催:特定非営利活動法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
助成:環境再生保全機構地球環境基金
Ⅵ.セミナープログラム<以下、敬称略>

1.報告・提起

「気候変動の影響とリスク(仮題)」
江守正多(国立環境研究所地球環境研究センター副センター長)

「COP24・パリ協定と気候変動国際交渉~適応に関する合意も含めて~(仮題)

沖村理史(島根県立大学総合政策学部総合政策学科教授)

「適応ビジネスの最新動向(仮題)」
新地菊子(三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社環境戦略アドバイザリー
部シニア・コンサルタント)

「仙台防災枠組に関する取組と課題(仮題)」
合田茂広(ピースボート災害ボランティアセンター/JCC-DRR共同事務局)
長岡素彦(地域連携プラットフォーム/JCC-DRR運営団体)

「地域における市民の防災・減災のための取組(仮題)」
詩叶純子(特定非営利活動法人岡山NPOセンター)

「自治体による気候変動・防災・SDGsの取組(仮題)」
松元昭二(鹿児島県大崎町住民環境課課長補佐)

「日本の気候変動適応政策と取組(仮題)」
田中充(法政大学社会学部教授)

「気候変動適応策に関する提案(仮題)」
足立治郎・遠藤理紗(特定非営利活動法人「環境・持続社会」研究センター)

2.質疑応答・意見交換
○発言者:講演者他(参加者からの質問・提案も受け付け)
○論点(案):
・気候変動適応・仙台防災枠組・SDGsの効果的な連携
・気候変動適応策を推進するために、様々なステークホルダーや各地域の経験を
どのように共有・今後に活かせるか。
・小島嶼国や後発開発途上国等に対し、日本の経験を踏まえ、いかなる支援が必
要か。

※講演者・登壇者は追加・変更の可能性あり
Ⅶ.参加費
無料
Ⅷ.定員
50名(定員になり次第、締め切らせていただきますので、ご了承ください。)
Ⅸ.お申し込み
こくちーずPROウェブサイト
(https://www.kokuchpro.com/event/31fbbd8cdba99201efa38722c6e84f79/)か
ら、もしくはFAX:03(3505)5554宛てに「2019年3月20日ラウンドテーブル参加
申込」「お名前」「ご所属(勤務先・学校など)」「返信のためのご連絡先」を
明記の上、お申込み下さい。

※参加申込において記載された内容(個人情報)は、本セミナーに関する目的に
限り利用させていただきます。
Ⅹ.お問い合わせ・お申込み
特活)「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 担当:足立・遠藤
TEL:03-3505-5552 FAX:03-3505-5554

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