<連続セミナー> 「気候変動・気候危機に対処するための施策・ファイナンス・情報基盤 ~国会 『気候非常事態宣言』決議を受けて~ 第1回:被害を回避するための世界の温室効果ガス削減と日本」を2月3日に開催
<連続セミナー>
「気候変動・気候危機に対処するための施策・ファイナンス・情報基盤 ~国会
『気候非常事態宣言』決議を受けて~
第1回:被害を回避するための世界の温室効果ガス削減と日本」
Ⅰ.背景・目標
今年に入ってからも、世界的に気候変動に起因することが疑われる災害被害が多く発生している。コロナ禍による経済停滞は、多くの失業・貧困を生み出し、雇用/貧困対策及び経済復興が急務だが、経済復興過程での温室効果ガス増大を極力防ぐ必要がある。
そうした中、菅首相が10月26日の所信表明演説において、「我が国は、二〇五〇年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち二〇五〇年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と表明した。これにより、日本のCO2(二酸化炭素)をはじめとする温室効果ガス削減の取組は大きな弾みが付くこととなった。そして、11月19日の衆議院本会議、20日の参議院本会議にて「気候非常事態宣言」が決議され、その中で、「この危機を克服すべく、(中略)、国際社会の名誉ある一員として、それに相応しい取組を、国を挙げて実践していくことを決意する。」と宣言された。
気候変動による被害を防ぐには、国内の温室効果ガスに加え、世界全体の削減が必要となる。排出が急増している途上国は、削減のためのノウハウ・資金等が乏しく、日本の効果的な支援も求められている。また、世界の温室効果ガス排出量の3分の1は、エネルギー起源CO2以外(森林減少や土地劣化等によるCO2排出、フロン/メタン等のその他温室効果ガス排出)が占める。今後、「気候非常事態宣言」決議を受けて、気候危機に対処するためには、エネルギー起源CO2に加え、あらゆる温室効果ガスの、途上国を含む世界全体における網羅的・効率的削減に、日本がいかに貢献していくか、が大きく問われている。
なお、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)が、2021年11月1日~12日に英国グラスゴーで開催予定だが、こうした国際会議を、日本が世界の温室効果ガス排出削減におけるリーダーシップを発揮するための機会とすることも重要である。
そこで、以下の目的のために、本セミナーを開催する。
・COP26に向けた国際交渉・日本政府/他国/国際機関による施策等の最新動向を共有し、様々なステークホルダーの理解を促進する。
・世界の温室効果ガス削減のために効果的な日本政府及び非政府主体の取組を後押しする。
Ⅱ.日時
2021年2月3日(水) 15:00~17:30
Ⅲ.場所
Web開催
Ⅳ.対象
気候変動・コロナ禍からの復興・SDGs・防災/減災・情報基盤整備・ファイナンス等に関心を寄せる政策担当者・市民・メディア・NGO・企業・研究者等
Ⅴ.主催
主催:特定非営利活動法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
助成:環境再生保全機構地球環境基金
Ⅵ.セミナープログラム<予定:以下、敬称略>
「開催趣旨説明」
足立治郎(「環境・持続社会」研究センター事務局長)
1.報告・提起
「気候変動をめぐる国際動向(関連国際会議結果・COP26に向けた交渉ポイント・主要国の動向等)(仮題)」
大髙準一郎(外務省国際協力局気候変動課長)
「温室効果ガスインベントリと世界の温室効果ガス排出量の全体像(仮題)」
田辺清人(地球環境戦略研究機関上席研究員 兼 IPCC〈気候変動に関する政府間パネル〉インベントリータスクフォース共同議長)
「温室効果ガス削減に関する日本の国際協力/途上国支援(仮題)」
小野洋(環境省地球環境局長)
「温室効果ガス削減のための日本の施策・ファイナンス・情報基盤整備に関する提案(仮題)」
遠藤理紗(「環境・持続社会」研究センター気候変動プログラムリーダー)
2.質疑応答・意見交換
○パネリスト:講演者
○論点(案):
・世界の温室効果ガス大幅削減に向け、必要な政策・国際協力・ファイナンス・情報基盤整備のあり方とは?
・パリ協定実施にあたり何が重要か?日本が世界に打ち出すべきことは? 等
Ⅶ.参加費
無料
Ⅷ.定員
500名(定員になり次第締め切らせていただきますのでご了承ください。)
Ⅸ.お申し込み
下記よりお申し込みください。
https://zoom.us/webinar/register/WN_8l7mdVkBTjygHdZ-1TsMOg
登録が完了すると「登録完了ページ」に推移します。当日は、記載されている URL をクリックしてご参加ください。また、ご登録いただいたメールアドレス宛に「登録完了メール」が届きます。そのメール内の「ここをクリックして参加」をクリックしてもご参加できます。(メールを紛失しないようご注意ください。)
※参加申込において記載された内容(個人情報)は、本セミナーに関する目的に限り利用させていただきます。
Ⅹ.事前準備につきまして
・開始時間の1時間前(予定)までにJACSESのウェブサイト(http://jacses.org/853/)に資料を掲載致しますので、掲載された資料をお持ちのノートパソコン・タブレット等に保存の上、当日ご活用ください。
・本セミナーはZOOMにて開催致しますので、セミナー開催日までにZOOMのダウンロードをお済ませくださいますようお願い申し上げます。下記のリンクを押しますとZOOMのダウンロードページに推移します。
https://zoom.us/download
<お問い合わせ>
(特活)「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
足立治郎・遠藤理紗
TEL:03-3505-5552
メール:jacses@jacses.org
※当センターでは、新型コロナウイルス対策に伴い原則としてリモートワークを行っております。
お問い合わせの際はメールアドレスにご連絡いただければ幸いです。