気候変動

<気候変動ラウンドテーブル> ~地球規模での気候変動対応のための戦略・政策・取組構築/推進に向けて~

投稿日:2018年03月09日

Ⅰ.背景・目標

世界レベルでの気候変動緩和策(温室効果ガス削減)と適応策は遅々としており、強化が求められる。パリ協定では、締約国に2020年までの長期戦略策定・提出を求めており、今後日本が提出する長期戦略の中で、国内対策とともに、日本がどのように世界全体の気候変動対策に貢献していくかを示すことも重要である。

地球規模で気候変動に対応するための政策推進に際しては、日本および他国(とりわけ貧困国)の貧困対策および雇用対策と整合的であることが求められる。事業者・投資家・NGO・研究者・市民等、民間の取組強化も不可欠であり、それらが積極的に取り組む環境整備も必要となる。

日本政府は、国内政策に加え、途上国支援策や国際機関との連携施策も打ち出してきている。今後は、こうした施策をさらに充実・改善するとともに、新たな施策を打ち出す必要もある。ただし、そうした政策の構築は決して容易なことではなく、あらゆる知見の結集が求められる。事業者等の実務家の現場を踏まえつつ、既存の施策を現実的かつ着実に推進・改善しながら、特定の選択肢ばかりにとらわれず、様々な施策の選択肢/可能性を追及していく柔軟性も期待される。

そこで、多様な立場/分野の専門家・実務家等を招き、以下の目的で、本ラウンドテーブルを開催する。

●気候変動をめぐる最新動向を踏まえつつ、地球規模で気候変動問題に対応するための戦略・政策・取組に関する多様なアイデアを共有し、参加者を含めた各主体の取組・戦略・政策形成および官民連携・国連/国/事業者等の連携に活かす。

Ⅱ.日時

2018年3月28日(水)
セッション1:15:15~18:00
セッション2:18:15~21:00

Ⅲ.場所

ベルサール九段 4階 Room4
http://www.bellesalle.co.jp/room/bs_kudan/access.html
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-8-10 住友不動産九段ビル3・4F ベルサール九段
Tel:03-3261-5014

<交通アクセス>
「九段下駅」7番出口徒歩3分(東西線)
「九段下駅」5番出口徒歩3分(半蔵門線・新宿線)
「神保町駅」A2出口徒歩7分(半蔵門線・新宿線・三田線)
「飯田橋駅」東口徒歩10分(JR線)
「水道橋駅」A2出口徒歩10分(三田線)

Ⅳ.対象

地球規模での気候変動対応に取り組む・関心を寄せる・アイデアをお持ちの専門家・事業者・NGO・政策担当者・メディア・企業・市民等

Ⅴ.主催

主催:特定非営利活動法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
助成:環境再生保全機構地球環境基金

Ⅵ.プログラム<以下、敬称略>

<セッション1> 気候変動国際枠組/国連メカニズム(COP・CTCN・GCF等)の今後と活用

気候変動関連の国連技術・資金メカニズム(COP・CTCN・TEC・GCF等)の最新動向を把握しつつ、それらの今後のあり方と事業者等の活用可能性・日本政府の支援策等について、ブレインストーミング・検討する。

1.報告

「気候変動をめぐる国際交渉と今後の展望(仮題)」
沖村理史(島根県立大学総合政策学部総合政策学科教授)

「TEC(技術執行委員会)の取組と今後の可能性(仮題)」
森尚樹(TECメンバー・地球環境戦略研究機関〈IGES〉ファイナンスタスクフォースエグゼクティブコーディネーター)

「CTCN(気候技術センター・ネットワーク)の取組と今後の可能性(仮題)」
本部和彦(CTCNアドバイザリーボードメンバー・東京大学公共政策大学院特任教授)

「国連資金メカニズム(GCF等)の民間企業による活用可能性(仮題)」
村山賢洋(地球環境センター〈GEC〉東京事務所事業第一グループ主任)

2.質疑応答・意見交換

○司会:「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
○パネリスト:講演者
○論点:地球規模で気候変動に対応するために、国連技術・資金メカニズムを今後どうすべきか、いかに事業者等が活用しうるか、日本の事業者・国連メカニズムに対する支援策のあり方・戦略・可能性

<休憩>

<セッション2> 地球規模での気候変動対応のための日本の貢献策

気候変動交渉・制度の全体像を把握しつつ、国内対策に加え、日本がどのように地球規模でのGHG排出削減等に貢献できるのか、政策(JCM等)の最新動向を踏まえた上で、ブレインストーミング・検討する。

1.報告

「日本の途上国支援策の最新動向(仮題)」
永森一暢(環境省地球環境局国際地球温暖化対策担当参事官室地球環境問題交渉官)

「JCMによる途上国の低炭素社会への移行に向けた取組の成果・教訓・最新動向(仮題)」
古宮祐子(海外環境協力センター〈OECC〉主任研究員)

「民間主導による低炭素技術の国際展開支援と今後の可能性(仮題)」
小林正典(新エネルギー・産業技術総合開発機構〈NEDO〉国際部地球環境対策推進室主幹)

「JICAの気候変動対策支援と今後の展望(仮題)」
吉田健太郎(国際協力機構〈JICA〉地球環境部気候変動対策室主任調査役)

2.質疑応答・アイデア交換

○司会:「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
○パネリスト:講演者
○論点:地球規模での気候変動対応に向けた日本の事業者・NGO・投資家や途上国・新興国政府・事業者・市民等の取組を促進するために、日本政府がいかなる政策をとりうるか。

Ⅶ.参加費

1,000円

Ⅷ.お申し込み

「2018年3月28日気候変動ラウンドテーブル参加申込」と明記の上、次のJACSESウェブサイト・参加フォーム(http://www.jacses.org/form/form_event.html)から、もしくは FAX:03(3556)7328宛てに「お名前」「ご所属(勤務先・学校など)」「返信のためのご連絡先」を明記の上、お申込み下さい。
※参加申込において記載された内容(個人情報)は、本ラウンドテーブルに関する目的に限り利用させていただきます。

Ⅸ.お問い合わせ・お申し込み

「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
担当:足立・遠藤
TEL:03-3556-7323 FAX:03-3556-7328

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