開発と援助

プレスリリース発表:日本初、大手保険会社8社の投融資方針「社会性」格付けサイトオープン~首位はMS&AD、2位はSOMPO~

投稿日:2018年07月23日

日本国内のNGO4団体は、国内の大手銀行の投融資方針について格付けする「Fair Finance Guide」日本版にて、新たに大手保険会社8社の投融資方針について格付けを行った。その結果、総合スコア平均では、MS&ADグループが首位。SOMPOグループは2位となった。
https://fairfinance.jp/insurance/

本サイトでは、金融庁 が主要生命保険会社としている5グループ(かんぽ生命、日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命)、主要損害保険会社としている3グループ(東京海上、MS&AD、SOMPO)の投融資方針について調査・スコアリングを行い、その結果をわかりやすく市民に提供することを通じて、保険会社のCSR(企業の社会的責任)について、より良い競争をもたらすことを目指すものである。

評価テーマには「気候変動」「汚職」「ジェンダー」「健康」「人権」「労働」「自然環境」「税」「兵器産業」など16の分野を設定した(参考1)。なお、Fair Finance Guideの取り組みは、2009年にオランダでNGOが主導する形でスタートし、2014年からは、スウェーデン国際開発協力庁(Sida)からの支援も受け、日本を含む9ヶ国で銀行へのスコアリングを開始し、現在は13か国で実施。保険会社のスコアリングはオランダ に次いで日本が2か国目となる。オランダのスコアと比較すると日本はまだまだ不十分であり、日本の保険会社の投融資方針の改善を期待したい。

◆7/25(水)18:30~21:30に、関連セミナーを開催します。
「フェア・ファイナンス・ガイド(保険ガイド)」オープン記念セミナー ~保険会社の投融資方針の社会性を格付けする、日本初の取り組み~
本セミナーでは、保険会社の気候変動への取り組みを国際的に評価・比較するUnfriend Coalキャンペーンの担当者、Lucie Pinson氏をフランスから招聘し、欧州の保険会社の最新動向(特に石炭関連企業からの投融資や保険引き受け撤退の動き)や「保険ガイド」の可能性について議論いたします。

※詳細はFair Finance Guide Japan公式Webサイトをご覧ください。
※セミナーのお申込:A SEED JAPAN事務局(info@aseed.org)までご連絡ください。

発信者:

(特活) A SEED JAPAN
(特活)APLA
(特活)「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
(特活)アジア太平洋資料センター(PARC)
※Fair Finance Guide日本版の構築、運営、普及等に関わる4団体の共同発表となります。

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