「環境容量」の試算が、具体的な活動へとつながった一つの例として、「地球にダイエット」キャンペーンを紹介いたします。
「地球にダイエット」キャンペーンは、LOVE THE EARTH実行委員会(シャプラニールー市民による海外協力の会、曹洞宗国際ボランティア会(SVA)、日本国際ボランティアセンター(JVC)の3つの国際協力民間団体で構成)により、1998年に取り組まれたキャンペーンです。
このキャンペーンは、環境負荷型の生活を見直して地球への負担を減らす新しい発想のダイエット運動です。
運動のユニークな特徴は、省資源・省エネ・省汚染で環境負荷を減らした分(先進諸国の過剰消費の削減)を、「環境容量」の試算を基にして数量的に評価・経済価値に換算して、その節約して産み出されたお金を南北問題解決への橋渡し、すなわち途上国の生活と環境改善、教育向上に役立てようとしている点です。
「自分の生活をスリムに健康的にしていくこと」が、「環境負荷を減らして環境保全となる」とともに、なおかつ「世界全体の発展の不均衡(富の不平等、南北問題)を是正する」という、いわば“一石三鳥”を実現しようとする運動が取り組まれました。
より詳しい資料についてはこちらのパンフレット(pdf形式:478kb)をご覧ください。
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