気候変動

<COP28からCOP29へ>「主流化する「適応」の最新動向と今後の施策・支援・取組の展望 ~気候変動による悪影響・被害を防ぐための日本の役割とは~」を3月22日に開催

投稿日:2024年02月15日

<COP28からCOP29へ>
「主流化する「適応」の最新動向と今後の施策・支援・取組の展望
~気候変動による悪影響・被害を防ぐための日本の役割とは~」

資料はこちら(JACSES・遠藤、PDF)

資料はこちら(環境省・中島、PDF)

資料はこちら(経済産業省・木村、PDF)

資料はこちら(JACSES・足立、PDF)

I.背景・目標

IPCC第6次評価報告書は、人類の温室効果ガス排出により、産業革命前と比較し地球平均気温が約1.1℃上昇し、温室効果ガスの削減が急務であることを示唆した。一方、すでに気候変動による自然生態系や人間の健康・生活への悪影響・被害が世界で顕在化している。温室効果ガス削減が急速に進み平均気温上昇が1.5℃以内におさまっても、当面平均気温は上昇し続け、今後もより甚大な被害が懸念される。気候変動による悪影響/被害を防ぐ・軽減する適応策の実装・強化も一刻を争う。

2023年国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)では、気候変動の影響へ対応するための決定や取組が進展し、「適応に関する世界全体の目標(GGA)に関するグラスゴー・シャルム・エル・シェイク作業計画(GlaSS)」の成果としてGGA達成のための枠組である「UAE Framework for Global Climate Resilience」が採択された。さらに、UAE主導の「持続可能な農業・強靭な食料システム・気候変動対応に関する首脳級宣言(エミレーツ宣言)」、WMO・前議長国エジプト主導の「水適応・強靭性アクション・イニシアティブ(AWARe)」、国連環境計画(UNEP)・UAE主導の持続可能な冷却の実現を目指す「Global Cooling Pledge」等、様々なイニシアティブが発表された。

COP28では、初日にロス&ダメージに対応するための基金を含む新たな資金措置運用化に合意する等、適応策やロス&ダメージ対応のための資金への注目が高まった。日本は、COP26で途上国への適応支援倍増を表明し、二国間支援に加え、国連機関・多国間開発銀行等への資金拠出を通じた支援も行っている。また、今回、気候変動を上回る速度の「適応のギャップ」解消に向けた支援を含む「世界全体でパリ協定の目標に取り組むための日本政府の投資促進支援パッケージ」を発表し、アジア太平洋地域における官民連携による早期警戒システム導入促進イニシアティブ等、民間セクターが拡大する適応ニーズをビジネスに結び付けていくための、適応ビジネス・ファイナンス支援も進められている。

そこで、以下の目的のために、本セミナーを開催する。
・COP28の結果・COP29に向けた課題・日本の適応関連施策/途上国支援策/ファイナンスの取組等を共有し、様々なステークホルダーの理解を促進する。
・今後拡大する適応ニーズに対応するために何が必要か、参加者を含めアイデアを出しあい、日本政府・企業・NGO・市民等の取組を後押しする。

II.日時
2024年3月22日(金)14:00~16:00

III.場所
Web開催

IV.対象
気候変動政策・適応策・国際協力・ファイナンス・環境ビジネス・ESG・SDGs等に関心を寄せる/取り組む企業・メディア・研究者・NGO・市民・学生・自治体・省庁・国会議員・国際機関等

V.主催
主催:特定非営利活動法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
助成:環境再生保全機構地球環境基金

VI.セミナープログラム<以下、敬称略>
「COP28における適応の動向・開催趣旨説明」
遠藤理紗(「環境・持続社会」研究センター(JACSES)事務局次長・気候変動プログラムリーダー)

1.講演
1-1. 「日本・環境省の気候変動適応支援~COP28での発信や環境省による取組など~(仮題)」
中島尚子(環境省地球環境局気候変動適応室長)

1-2. 「経済産業省による気候変動適応取組~適応ビジネス支援など~(仮題)」
木村範尋(経済産業省産業技術環境局環境政策課地球環境対策室地球環境問題交渉官)

2.質疑応答・意見交換
2-1. 「意見交換のための論点整理と適応取組/途上国支援策に関する提起(仮題)」
足立治郎(「環境・持続社会」研究センター(JACSES)事務局長)
2-2. 参加者を交えた質疑応答・意見交換
○パネリスト:講演者
○論点(案):
・今後必要となる適応施策・途上国支援策・ファイナンスのあり方とは?
・企業・NGO・市民・国際機関・メディア等の役割とは?
・日本がCOP29等で世界に打ち出す・展開すべきことは?      等

VII.参加費
無料

VIII.定員
500名(定員になり次第締め切らせていただきますのでご了承ください。)

Ⅸ.お申し込み
下記よりお申し込みください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_VwOz1-zPQECSPX_EmmvdZA

登録が完了すると「登録完了ページ」に移動します。当日は、記載されているURL をクリックしてご参加ください。
また、ご登録いただいたメールアドレス宛に「登録完了メール」が届きます。そのメール内の「ここをクリックして参加」をクリックしてもご参加できます。(メールを紛失しないようご注意ください。)

※参加申込において記載された内容(個人情報)は、本セミナーに関する目的に限り利用させていただきます。

.事前準備につきまして
・開始時間の1時間前(予定)までにJACSESのウェブサイト(https://jacses.org/2310/)に資料を掲載いたしますので、掲載された資料をお持ちのノートパソコン・タブレット等に保存の上、当日ご活用ください。

・本セミナーはZOOMにて開催いたしますので、セミナー開催日までにZOOMのダウンロードをお済ませくださいますようお願い申し上げます。下記のリンクを押しますとZOOMのダウンロードページに移動します。
https://zoom.us/download

<お問い合わせ>
特活)「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
足立治郎・遠藤理紗
TEL:03-3505-5552
メール:jacses@jacses.org
※当センターでは、新型コロナウイルス対策に伴い原則としてリモートワークを行っております。お問い合わせの際はメールアドレスにご連絡いただければ幸いです。

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