T. 背景/目標
昨年11月26日〜12月8日、カタール・ドーハで、気候変動枠組条約第18回締約国会議(COP18)が開催された。
COP18では、2013年からの京都議定書第二約束期間立ち上げ(日本は不参加を表明)、ダーバンプラットフォーム作業部会(ADP)作業計画の決定、長期資金に関する作業計画の2013年末までの延長、クリーン開発メカニズム(CDM)に関する決定(日本の参加のあり方も含む)、適応・損失と被害・技術開発/移転・REDD+に関する合意等、ドーハ気候ゲートウェイと呼ばれる一連の合意がなされた。
こうした決定は、世界の気候変動への取組みを前進させる意味をもつが、積み残された課題も多い。
今後は、2013年以降の野心向上、2020年以降の将来枠組構築、資金動員、市場メカニズム/様々なアプローチ枠組み具体化、顕在化する気候変動被害への対応といった諸々の課題について、COP19でどこまで決定できるかが鍵となる。こうした国際社会の課題に対して日本の役割も期待される。
そこで、政策担当者・研究者・事業者・NGO・市民・メディア等の多様な方々の参加を得て、以下の目的で本シンポジウムを開催する。
@COP18の成果・COP19に向けたプロセス・国際交渉及び日本政府の取組みの最新動向を参加者と共有し、各セクターの適切な対応・取組み・連携強化を促進する。
A日本の貢献のあり方を検討する。
U. 日時
2013年3月8日(金)13:30〜18:00
V. 会場
在日本韓国YMCA アジア青少年センター (地下スペースYホール)
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町 2 - 5 - 5
アクセス(http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/)
JR水道橋駅・・・徒歩6分
JR御茶ノ水駅・・・徒歩9分
地下鉄神保町駅・・・徒歩7分
W. 対象
市民・NGO・事業者・研究者・政策担当者・メディア等
X.主催等
主催:「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
助成:三井物産環境基金
Y. プログラム(以下、敬称略)
「開催趣旨説明」
第1部.講演
「COP18合意及びCOP19に向けた日本の取組み・国際交渉の全体像(仮題)」
田村政美(外務省気候変動課長)
「MRV(測定・報告・検証)・適応・損失と被害・市場メカニズム等に関するCOP18合意とCOP19に向けた日本の取組み・国際交渉の最新動向(仮題)」
新田晃(環境省国際地球温暖化対策室長)
「REDD+に関するCOP18合意とCOP19に向けた日本の取組み・国際交渉の最新動向(仮題)」
赤堀聡之(林野庁森林吸収源情報管理官)
質疑応答
◇休憩◇
第2部.意見交換
<パネリスト>
講演者
辻木勇二(財務省国際局開発政策課開発金融専門官)
高村ゆかり(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
上野貴弘(電力中央研究所社会経済研究所 主任研究員)
山下加夏(コンサベーション・インターナショナル・ジャパン副代表兼気候変動プログラム・ディレクター)
小西雅子(WWFジャパン気候変動・エネルギーグループリーダー)
≪論点案≫
・ 2013年以降の野心向上・2020年以降の国際枠組・資金・市場メカニズム/様々なアプローチのあり方
・ COP19に向けたNGO・事業者・研究者・政府等の課題・対応・連携のあり方
等
Z. 参加費
1,000円(JACSESサポーター500円、賛助会員無料)
[. お申し込み
「2013年3月8日シンポジウム参加申込」と明記の上、次のJACSESウェブサイト・参加フォーム(http://www.jacses.org/form/form_event.html
)から、もしくはFAX:03(3556)7328宛てに「お名前」「ご所属(勤務先・学校など)」「返信のためのご連絡先」を明記の上、お申込み下さい。
\. お問い合わせ・お申込み
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
担当:岸田
TEL:03-3556-7323 FAX:03-3556-7328
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