地球温暖化防止をなしとげるため、炭素税(地球温暖化防止のための環境税)の導入が提案され、官庁や政党のあいだでも活発な議論がなされています。「地球温暖化防止のためなら、しかたないか」と思える一方、「新しい税金をとるまえに、ちがう方策をとるべきじゃないか?」「どれほどの効果がみこめるのか?」「どんなものの値段がどれぐらい高くなるのか?」「集めた税金はなにに使われるのか?」「ずさんな制度にならないか?」など、多くの疑問がわいてきます。
炭素税/環境税の議論とともに最近新聞やニュースをにぎわしているのが、道路特定財源(道路整備・維持に限定的に充てられる財源)の見直し問題です。道路特定財源を支えているのは揮発油税(≒ガソリン税)・軽油引取税・自動車重量税などの自動車関連の税金ですが、炭素税/環境税もガソリン・軽油などに課される税であるため、両者の間の調整が政治的な争点になりつつあります。
このスタディーセッションは、こうした炭素税/環境税および道路財源についての疑問をときほぐし、「炭素税/環境税および道路財源の基本的なしくみ」と「日本における政党や省庁の議論の最新状況」をわかりやすく理解していただくためのものです。
炭素税/環境税や道路財源に関する意見表明やとりくみを考えている市民、NGOや企業の方、教科書にも載っていない社会の最新動向を勉強したい学生の方などなど、ふるってご来場ください!
【日 時】
2005年7月7日(木)18:30〜21:00
【会 場】
環境パートナーシップオフィス会議室
東京都渋谷区神宮前5−53−67 コスモス青山B2F
最寄駅:地下鉄表参道駅B2出口より徒歩5分
JR渋谷駅東口より徒歩10分
【プログラム】
〈報告/解説〉
炭素税/環境税および道路財源の基本的なしくみと政党および省庁の議論の最新状況
足立治郎(JACSES、拙著「環境税(築地書館)」)
坂本 耕(JACSESインターン)
〈Q&A / ディスカッション〉
【参加費】
一般 :1500円* 高校生 :1000円*
JACSES賛助会員 :500円
*資料「地球温暖化防止のための環境税資料集〜適正な制度構築に向けて〜」をすでにおもちの方で、当日持参いただける場合は上記金額から800円引きです。
【主 催】「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
【お申し込み】
「7月7日スタディーセッション参加申込」と明記のうえ、EメールもしくはFAXにてお申しこみください。
特定非営利活動法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 担当:篠原
東京都港区南麻布5−2−32興和広尾ビル2階
電話:03-3447-9515 FAX:03-3447-9383 E-mail:jacses@jacses.org
* 本スタディーセッションは、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の
助成をうけておこなわれます。
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