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JACSESオープン・シンポジウム06
「持続可能な福祉社会の展望
〜環境と福祉の統合は可能か?〜」


地球温暖化をはじめとする環境問題への取り組みが大きな課題となる一方で、年金制度への不安、パート労働者の増加、自殺者の増大など、日本社会の根幹は揺らいでいます。世界レベルでも、9・11同時多発テロ事件以降、混迷の度合いが強まっています。こうした状況で、21世紀、日本そして世界で、貧困問題や環境問題の解決に一丸となって取り組み、「持続可能な福祉社会(サスティナブル・ウェルフェア・ソサエティ)」をつくっていくことが重要ではないでしょうか。

本シンポジウムでは、環境と福祉が統合された「持続可能な福祉社会」とはどのようなものか、目指すべき全体像とその手がかりについて考察します。「持続可能な福祉社会」実現のための地域や労働の現場での取り組みの可能性を展望するとともに、現在導入が検討されている環境税/炭素税を含む税財政のあり方など、政策的課題も検討します。

生活者、労働/福祉/環境保全/政策形成の現場にたずさわる方々などにご参加いただき、今後の社会のあり方を展望しつつ、政策課題と今後の取り組みの可能性を考えていきたいと思います。皆さま、ぜひご参加下さい。

■プログラム(予定):
第一部:講演(講演題目は、変更の可能性あり)              
1.環境と福祉の統合
  炭谷 茂氏(環境省事務次官)
2.持続可能な福祉社会の全体的枠組み
  広井良典氏(千葉大学法経学部教授)
3.環境税財政改革と持続可能な福祉社会
  足立治郎 (JACSES事務局長)
4.労働の視点から〜ワーカーズコープの歩みと新たな展開
  古村伸宏氏(日本労働者協同組合連合会専務理事)
5.農・環境保全活動・福祉の融合〜コミュニティの取り組み
  石井秀樹氏 (東京大学/見沼田んぼ福祉農園) 

第二部:フロアーを交えて討論                     
司会:古沢広祐(国学院大学経済学部教授、JACSES代表理事)
<論点>
「持続可能な福祉社会」実現のための課題(特に政策課題)と道程/担い手、等

■日時:2006年2月23日(木)18:00〜20:50
■場所:総評会館204会議室(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
■参加費/資料代:一般2000円 学生1000円
(JACSES賛助会員の方は無料、サポーター会員の方は半額)
*当日『サスティナブル・ウェルフェア・ソサエティ(JACSES、2004)』を持参
していただくと、参加費から1000円を割引させていただきます。
■定員:140名
■主催:「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
  協力:千葉大学21世紀COEプログラム「持続可能な福祉社会に向けた公共研究」
■申し込み
参加希望の方は、登録フォームから申し込みお願いします。

※セミナーは「環境再生保全機構地球環境基金」の助成を受けて行われます。 

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