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日々進展している地球温暖化/気候変動による被害を防ぐため、先進国は、京都議定書で数値目標を掲げ、温室効果ガス削減を約束した。その目標達成には、クリーン開発メカニズム(CDM)をはじめとする柔軟性措置(京都メカニズム)も活用できる。CDMは、先進国が途上国と協力し途上国で温室効果ガス削減プロジェクトを行い、それによる削減量を先進国の削減分とみなすことができる仕組みである。
CDMは、参画する先進国政府/企業と途上国との連携を強めつつ、途上国の温暖化対策を進めることができる。しかし、先進国にクレジットが与えられるため、不適切なCDM拡大は先進国国内の取組みの遅れをもたらす可能性もある。これまで進められてきたCDMプロジェクトには、質や効果の面で多くの課題が指摘されてきている。
そこで、多様な参加者のもと、CDMの現状・課題を多角的・客観的に把握しつつ、CDMの質向上に向け政府/民間の取組みを適切な形で強化するとともに、CDM以外の方策も含め温暖化防止に向けた国際協力全体の課題を考えるため、本シンポジウムを開催します。是非ご参加ください。
【プログラム(以下、敬称略)】
<第1部:講演>
1.「CDMマーケットの現状」
津金 泰正(ナットソース・ジャパン株式会社トランザクションサービス・ユニットマネージャ
ー)
2.「CDMの質に関する課題/取組み」
明日香 壽川(東北大学教授)
3.「ゴールド・スタンダード:良質のCDMを増加させる試み」
Michael Schlup(Director of the Gold Standard)
<第2部:パネルディスカッション>
◆パネリスト◆
・ 藤原 豊(経済産業省産業技術環境局環境経済室長)
・ 吉高 まり(三菱UFJ証券クリーン・エネルギー・ファイナンス委員会主任研究員)
・ 森下 英美子(株式会社リコー社会環境部環境経営推進室生産環境グループ)
・ Peter David Pedersen(株式会社イースクエア代表取締役社長)
・ 馬奈木 俊介(横浜国立大学助教授)
・ 山岸 尚之(世界自然保護基金ジャパン気候変動プログラムオフィサー)
・ 明日香 壽川(東北大学教授)
・ Michael Schlup(Director of the Gold Standard)
◇司会◇
・ 古沢広祐(国学院大学教授)/足立治郎(「環境・持続社会」研究センター事務局長)
【日 時】2007年2月10日(土)13:30〜17:30
【会 場】
國學院大學渋谷キャンパス(渋谷駅からキャンパスまでの案内図)
120周年記念1号館1階1103教室(pdfファイル)(キャンパス内の案内図)
【交通アクセス】JR(山手線・埼京線)渋谷駅から徒歩約13分。都営バス(渋谷駅東口のりば、
学03「日赤医療センター」行、運賃170円)国学院大学前下車
【参加費】一般1000円 学生500円
(JACSES賛助会員は無料、サポーター会員は半額)
【主 催】「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
【共 催】世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)
【お申し込み】
参加希望の方は、登録フォームから申し込みお願いします。
※本シンポジウムは、環境再生保全機構地球環境基金及びWWFエコ・パートナーズ事業助成金を受けて行われます。
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