気候変動による甚大な被害への懸念が高まる中、グリーン・ニューディールや緑の経済/雇用への転換に向けた動きが世界で広がりつつあり、各国が温暖化防止型の技術開発・市場拡大にしのぎを削る時代となっている。
これまで多くの日本企業は、個々に、エネルギー効率改善等に大きな努力を行ってきた。また、日本経団連は自主行動計画を定め、CO2排出削減の取組みを展開してきたが、2020年へと続く新たな計画として、低炭素社会実行計画を策定し推進していくとしている。
そうした中、民主党政権は、温暖化防止型の経済社会の構築をめざし、25%削減目標を掲げるとともに、国内排出量取引制度、環境税、固定価格買取制度導入等を検討している。
多くの日本企業は、国内だけでなく、国際社会において、厳しい技術開発・製品販売競争にさらされている。経済・雇用情勢が停滞し、貧困・格差等の社会問題が深刻化する中、気候変動問題に対し、日本企業はいかなる対策・貢献ができるだろうか。
また、世界レベルでの温室効果ガス削減のために、いかなる制度が、国内・国際社会で必要とされているのだろうか。気候変動問題に対処しつつ、経済活性化・雇用増大につながる、いかなる経済政策・戦略を、日本政府はもつべきだろうか。
そこで、政策担当者・企業人・市民・NGOメンバー・研究者・マスメディア等の多様な方々の参加を得て、以下の目的で本シンポジウムを開催する。
◆CO2排出削減の現場である企業の現状や経済動向等を踏まえ、温室効果ガス削減に効果的かつ公平で、緑の経済/社会構築に寄与する、適正な国内および国際社会の制度の推進に貢献する
【主催】
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
【助成】
環境再生保全機構地球環境基金
【日時】
2010年3月23日(火) 18:15〜21:00
【プログラム(予定)】
●第一部:報告(18:15〜20:00)
「開催趣旨説明」
「緑の経済/雇用とシステム転換(仮題)」
古沢 広祐 (国学院大学教授/JACSES代表理事)
「低炭素社会実現に向けた環境経済政策(仮題)」
小笠原 靖氏 (環境省環境経済課総括課長補佐)
「持続可能な社会の実現と自動車技術(仮題)」
篠原 道雄氏 (本田技研工業株式会社環境安全企画室室長)
「連合の雇用創出プランとグリーン・ジョブ/エコノミー(仮題)」
逢見 直人氏 (日本労働組合総連合会副事務局長)
質疑応答
●第二部:意見交換(20:15〜21:00)
〈パネリスト〉
古沢・小笠原氏・篠原氏・逢見氏
※フロアにいらっしゃる多様な参加者のご意見もうかがいます。
〈司会〉
足立治郎(JACSES事務局長)
〈論点案〉
・緑の経済/雇用を促進するために重要な企業の取組み
・気候変動政策(国内政策及び国際枠組)のあり方
(特に、CO2排出削減に有効な技術開発・普及策)
【会場】
ベルサール九段 3階 ROOM1・2
http://www.bellesalle.co.jp/bs_kudan/event/access.html
〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-10住友不動産九段ビル3・4F
TEL:03-3346-1396
<交通アクセス>
「九段下駅」7番出口徒歩 3分(東西線)
5番出口徒歩 3分(半蔵門線・新宿線)
「神保町駅」A2出口徒歩 7分(半蔵門線・新宿線・三田線)
「飯田橋駅」A5出口徒歩 7分(東西線)
B5出口徒歩10分(有楽町線・南北線)
東口 徒歩11分(JR線)
C1出口徒歩13分(大江戸線)
「水道橋駅」西口 徒歩 8分(JR線)
A2出口徒歩10分(三田線)
※駐車場はありませんので、交通機関をご利用いただきますようお願
い致します。
【参加費(軽食代込み)】
一般2,000円、学生1,500円、JACSESサポーター会員1,000円、賛助会員無料
【ご参加いただきたい方々】
・政策担当者(議員・省庁担当者等)
・政策提言に取り組む企業/NGO関係者
・気候変動対策に取り組む経済団体/企業関係者
・今後構築される可能性のある政策(国内政策及び国内枠組)に影響を
受けうる企業関係者/生活者
・研究者
・メディア
・気候変動問題/政策形成/企業戦略等に関心をいだく市民 等
【お申し込み】
「10年3月23日イベント参加申込」と明記の上、次のJACSESウェブサイト・参加フォーム
(http://www.jacses.org/form/form_event.html
)から、もしくはFAX:03(3556)7328宛てに
「お名前」「ご所属(勤務先・学校など)」「返信のためのご連絡先」を明記の上、お申込み下さい。
特定非営利活動法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
担当:加納・足立
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