I.背景・目標
政府は、1月29日に、平成25年度税制改正大綱および平成25年度予算案を閣議決定した。それらの中に、環境関連予算や租税特別措置等の取組みも組み込まれている(省エネ・再生可能エネルギー推進やエコカー減税等)。昨年10月1日には、地球温暖化対策のための環境税が施行された。その税収は2012年度に約400億円、2016年度には約2,600億円となる見込みで、さらに、政府は、循環型社会構築や生物多様性保全等の観点も含めた税制のグリーン化の検討も進めている。
事業者・生活者・NGOは、環境関連予算/租税特別措置等の支援制度の積極的活用や、環境税への適切な対応により、環境保全に貢献するビジネスやライフスタイル・活動を進めつつ、コスト削減や事業・活動拡大に結びつけることができる。
しかし、環境税や支援制度は複雑・多岐に渡り、多くの省庁が関与しているため、その全体像・今後の方向性を的確に把握することは難しい。また、環境関連予算/租税特別措置等や環境税も、効果を高めるために、今後さらなる改善が必要と考えられる。
そこで、以下の目的のために、本シンポジウムを開催する。
○気候変動対策予算・環境税/税制グリーン化等の最新動向に関する理解を支援し、各セクターの的確な対応・提言・報道等を促進する。
○特に、事業者・生活者・NGOによる現制度の効果的活用をサポートする。
○今後の税財政措置を展望しつつ、事業者・生活者・NGO・研究者・メディア・政策担当者等の取組み・連携を強化。さらなる制度改善・効果的制度推進に貢献する。
II.日時
2013年3月27日(水)18:15〜21:15
III.場所
ベルサール神保町 Room A+B
http://www.bellesalle.co.jp/bs_jimbocho/access.html
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-2-1住友不動産千代田ファーストビル南館2・3F
<交通>
「九段下駅」7番出口徒歩3分(東西線)
「九段下駅」5番出口徒歩4分(半蔵門線・新宿線)
「神保町駅」A2出口徒歩5分(半蔵門線・新宿線・三田線)
IV.対象
・政府予算/租税特別措置等の活用や、環境税/税制グリーン化に備える必要を感じている事業者
・ライフスタイル転換や政策の最新動向に関心を有する生活者
・政府の税財政活用の検討や、政策提言活動を行うNGO関係者
・環境政策に関する調査研究を行っている研究者/学生
・環境政策や事業者・生活者の取組み等に関する報道を行っているメディア関係者
・環境・気候変動政策の構築・実施を行う政策担当者 等
V.主催等
主催:「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
助成:環境再生保全機構地球環境基金
VI.プログラム(以下、敬称略)
「プログラム説明」
第1部.現状・到達点・最新動向
1−1.気候変動対策予算/租税特別措置
「気候変動対策予算の全体像、環境省気候変動対策予算/租税特別措置の最新動向(仮題)」
神谷洋一(環境省地球環境局地球温暖化対策課調整官)
「経済産業省気候変動対策予算/租税特別措置の最新動向(仮題)」
森川純(経済産業省産業技術環境局環境政策課環境経済室課長補佐)
「農林水産分野の主な地球温暖化対策関連予算(仮題)」
松下英之(農林水産省大臣官房環境政策課課長補佐)
「国土交通省気候変動対策予算/租税特別措置の最新動向(仮題)」
乾有貴(国土交通省総合政策局環境政策課課長補佐)
質疑応答
1−2.環境税と税制グリーン化
「環境税・税制グリーン化の全体像・最新動向(仮題)」
井上雄祐(環境省総合環境政策局環境経済課課長補佐)
質疑応答
◇休憩◇
第2部.意見交換
○論点案
・気候変動対策予算/租税特別措置のあり方・効果的活用
・環境税・税制グリーン化のあり方・対応策
・制度改善のための取組み・アイデア(政策担当者・事業者・生活者・NGO等が個々にあるいは連携して行える活動等)
○パネリスト
諸富徹(京都大学大学院経済学研究科・経済学部教授)
講演者
○司会
足立治郎(JACSES事務局長)
VII.参加費
1,000円(JACSESサポーター:500円、賛助会員無料)
VIII.お申し込み
「2013年3月27日税財政シンポジウム参加申込」と明記の上、次のJACSESウェブサイト・参加フォーム(http://www.jacses.org/form/form_event.html)から、もしくはFAX:03(3556)7328宛てに「お名前」「ご所属(勤務先・学校など)」「返信のためのご連絡先」を明記の上、お申込み下さい。
IX.お問い合わせ・お申込み
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
担当:衛藤
TEL:03-3556-7323 FAX:03-3556-7328
jacses@jacses.org
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