I. 背景・目標
2012年6月、「リオ+20(国連持続可能な開発会議)」がブラジル・リオデジャネイロで開催される。持続可能な社会構築のためには多くの課題があるが、リオ+20で最も議論になることが予想されている事項の一つが、持続可能な開発のための資金メカニズムである。
世界レベルでの金融・財政危機は、持続可能な社会構築に向けた各国・国際社会全体の資金確保を困難にしている。こうした状況で、今後の世界の持続可能な開発のための取組に必要な資金メカニズム構築に向け各国・国際社会の合意を前進させることが、リオ+20に期待されているのである。
昨年11月1日までに、各国政府・国際機関・NGO・経済団体等は、リオ+20成果文書に関する提案を国連事務局に提出。それを受けて今年1月10日、成果文書ゼロドラフトが国連事務局より発表された。その中には、資金メカニズムに関する提案も示され、1月末には各国政府等が集まり、ゼロドラフトに関する非公式会合が開催された。
こうした状況において、以下の目的のために本公開研究会を開催する。
○最新動向(リオ+20に向けた成果文書ゼロドラフト内容と各国・NGO等の意見、持続可能な開発のための資金に関する最新動向など)を共有し、各セクターの理解・取組・連携を促進するとともに、リオ+20における資金メカニズムに関する国際合意のあり方・持続可能な開発のための資金メカニズムのあり方等に関し、意見交換を行う。
II.日時
2012年3月14日(水)19:00〜21:15
III.場所
ベルサール九段 3階 ROOM2
http://www.bellesalle.co.jp/bs_kudan/room/access.html
〒102-0073
東京都千代田区九段北1-8-10住友不動産九段ビル3・4F
Tel:03-3288-2441
<交通アクセス>
「九段下駅」7番出口徒歩3分(東西線)
「九段下駅」5番出口徒歩3分(半蔵門線・新宿線)
「神保町駅」A2出口徒歩7分(半蔵門線・新宿線・三田線)
IV.対象
リオ+20・資金メカニズム・開発・環境・貧困等に取組む/関心を有する市民・NGO・事業者・研究者・政策担当者・メディア等
V.主催等
主催:特定非営利活動法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
助成:独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金
VI. プログラム<以下、敬称略>
「開催趣旨・プログラム説明」(19:00〜19:05)
<第一部:講演(19:05〜20:20)>
「リオ+20成果文書交渉における資金問題(仮題)」
杉中淳(外務省国際協力局地球環境課長)
「持続可能な発展のための資金メカニズム−グローバル時代の税制改革−(仮題)」
諸富徹(京都大学大学院経済学研究科教授)
「持続可能な開発のためのリオ+20・資金メカニズムの課題(仮題)」
田辺有輝(JACSES持続可能な開発と援助プログラム)
足立治郎(JACSES持続可能な社会と税制・財政プログラム)
◇休憩 10分◇
<第二部:意見交換(20:30〜21:15)>
○論点(案)
・リオ+20の合意のあり方
・持続可能な開発推進、貧困・環境問題解決に向けた資金メカニズムのあり方
・NGO・事業者・研究者・政策担当者等の取組み・連携のあり方
○パネリスト
講演者
VII. 参加費(軽食代込み)
一般1,500円、学生1,000円、JACSESサポーター500円、賛助会員無料
VIII. お申し込み
「12年3月14日公開研究会参加申込」と明記の上、次のJACSESウェブサイト・参加フォーム
(http://www.jacses.org/form/form_event.html
)から、もしくは FAX:03(3556)7328宛てに「お名前」「ご所属(勤務先・学校など)」 「返信のためのご連絡先」を明記の上、お申込み下さい。
IX. お問い合わせ・お申込み
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
担当:小野田
TEL:03-3556-7323 FAX:03-3556-7328
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