T. 背景/目標
国連持続可能な開発会議(リオ+20)や気候変動枠組み条約の交渉では、各国の資金拠出や排出量削減目標を決める際に、「共通だが差異ある責任」の原則が大きな論点となることが多い。
「共通だが差異ある責任」の原則は、1992年に地球サミットで採択されたリオ宣言で定められたもので、「各国は、地球の生態系の健全性及び完全性を、保全、保護及び修復するグローバル・パートナーシップの精神に則り、協力しなければならない。地球環境の悪化への異なった寄与という観点から、各国は共通のしかし差異のある責任を有する。先進諸国は、彼等の社会が地球環境へかけている圧力及び彼等の支配している技術及び財源の観点から、持続可能な開発の国際的な追及において有している義務を認識する。」と規定されている。
しかし、その後、新興国の台頭や先進国財政の悪化などがあり、原則の定義や運用について再検討を求める声がある。
そこで、第一線の政策担当者・研究者等をお招きして、以下の目的のために、本シンポジウムを開催する。
○「共通だが差異ある責任」の原則に関する歴史的経緯や国際交渉の現状への理解を促進する。
○今後の持続可能な開発のための資金拠出のあり方に関して、各セクターの理解向上をはかる。
U. 日時
2013年3月19日(火)18:30〜21:00
V. 会場
ベルサール神保町 3階 Room 5
http://www.bellesalle.co.jp/bs_jimbocho/access.html
〒101-0065
東京都千代田区西神田3-2-1住友不動産千代田ファーストビル南館2・3F
Tel: 03-3263-9621
<交通アクセス>
「九段下駅」7番出口徒歩3分(東西線)
「九段下駅」5番出口徒歩4分(半蔵門線・新宿線)
「神保町駅」A2出口徒歩5分(半蔵門線・新宿線・三田線)
W. 対象
事業者・研究者・NGO関係者・政策担当者・メディア・市民等
X.主催等
主催:「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
助成:環境再生保全機構地球環境基金
Y. プログラム(以下、敬称略)
◆報告
「共通だが差異ある責任の原則と持続可能な開発のための資金に関する経緯と国際交渉の現状(仮題)」
杉中淳(外務省国際協力局地球環境課長)
「共通だが差異ある責任の原則と環境国際協力に関する現状と課題(仮題)」
塚本直也(環境省地球環境局国際連携課長)
「共通だが差異ある責任の原則と持続可能な開発のための資金拠出のあり方(仮題)」
明日香壽川(東北大学教授/<財>地球環境戦略研究機関<IGES>
気候変動グループ・ディレクター)
◆質疑応答
◇休憩◇
◆意見交換
○論点(案)
・「共通だが差異ある責任」の原則及び持続可能な開発のための資金拠出のあり方
○パネリスト
ご講演者他
Z. 参加費
1,000円(JACSESサポーター500円、賛助会員無料)
[. お申し込み
「2013年3月19日シンポジウム参加申込」と明記の上、次のJACSESウェブサイト・参加フォーム(http://www.jacses.org/form/form_event.html)から、もしくはFAX:03(3556)7328宛てに「お名前」「ご所属(勤務先・学校など)」「返信のためのご連絡先」を明記の上、お申込み下さい。
\. お問い合わせ・お申込み
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
担当:牛膓
TEL:03-3556-7323 FAX:03-3556-7328
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