T. 背景/目標
地球温暖化防止・オゾン層保護の観点から、フロンの排出抑制対策・政策が進められている。日本においては、フロン回収・破壊法や家電リサイクル法等によって義務付けられた適切な回収・破壊の強化や、冷凍空調機器に含まれるフロン類の使用時漏えいに対する取組み強化が求められている。政府内においては、フロン税やフロンクレジット、デポジット制度といった経済的手法の導入も検討されている。
国際社会に目を転じれば、フロン対策については2つの国際枠組が存在し、オゾン層保護に関してはモントリオール議定書、気候変動対策に関しては京都議定書で異なる種類のフロン類が対象ガスとして定められ、取組みが推進されてきた。しかし、例えばモントリオール議定書では、生産規制はなされるが、回収破壊の仕組みが乏しいなどの問題も指摘されている。今後は、途上国におけるフロン(特にHCFCs)大量排出も予測されており、これに対処する日本の協力や国際制度の整備も要請されている。
こうした国内外の状況を踏まえ、以下の目的で本シンポジウムを開催する。
○国内外のフロン排出動向、フロン類排出抑制のための国際制度進展状況および日本/他国
のフロン排出抑制対策・政策に関する最新情報を普及・共有する。
○事業者・消費者・NGO・政策担当者・メディア等のフロン排出抑制対策・政策に関する理解・取
組み・対話・連携を促進し、効果的な取組みを後押しすることにより、オゾン層保護・地球温暖
化防止対策の強化に貢献する。
U. 日時
2013年3月25日(月)14:00〜18:00
V. 場所
在日本韓国YMCA アジア青少年センター (9階国際ホール)
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町 2 - 5 - 5
アクセス(http://www.ymcajapan.org/ayc/hotel/jp/access-access.html)
JR水道橋駅・・・徒歩5分
JR御茶ノ水駅・・・徒歩8分
地下鉄神保町駅・・・徒歩7分
W. 対象/規模
事業者・消費者・NGO・研究者・政策担当者・メディア等
X. 主催等
主催:「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
助成:公益信託地球環境保全フロン対策基金
Y. プログラム(以下、敬称略)
「開催趣旨説明」
第1部.講演
「日本・世界におけるフロン類排出の動向・見通しと削減の可能性(仮題)」
花岡達也(独立行政法人国立環境研究所)
「フロン排出抑制に関する国際社会の取組み(2つの議定書を含む)の経緯と日本の取組み・
制度の最新状況@(仮題)」
奥山祐矢(環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室長)
「フロン排出抑制に関する日本の取組み・制度の最新状況A(市場メカニズム〈国内クレジット ・二国間クレジット等〉を含む)(仮題)」
岩松宏樹(経済産業省製造産業局オゾン層保護等推進室長)
◇休憩◇
「フロン排出削減に向けた冷凍空調業界の取組み(仮題)」
鳥波益男(日本冷凍空調設備工業連合会副会長)
「フロン削減に向けた普及啓発の取組み(仮題)」
西薗大実(群馬大学教育学部教授 ストップ・フロン全国連絡会)
質疑応答
◇休憩◇
第2部.意見交換
<パネリスト>
講演者
≪論点案≫
・日本国内における回収・破壊制度、フロン税、クレジット、その他の制度のあり方
・フロン排出削減に関する国際社会での取組みのあり方
・国際制度構築・日本の取組み推進に向けた各セクターの課題
Z. 参加費
1,000円(JACSESサポーター・学生:500円、賛助会員無料)
[. お申し込み
「2013年3月25日フロンシンポジウム参加申込」と明記の上、次のJACSESウェブサイト・参加フォーム(
http://www.jacses.org/form/form_event.html )から、もしくはFAX:03(3556)7328宛てに「お名前」「ご所属(勤務先・学校など)」「返信のためのご連絡先」を明記の上、お申込み下さい。
\. お問い合わせ・お申込み
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
担当:木村
TEL:03-3556-7323 FAX:03-3556-7328
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